「家族」というテーマに焦点を合わせ、心の機微を丁寧に描写するストーリーに心を動かされる。
舞台は米オクラホマ州。真夏に、父親が失踪したと知らされたバーバラ(ジュリア・ロバーツ)は、夫と娘とともに実家に駆けつける。そこで薬物中毒の母親(メリル・ストリープ)や、叔母、妹たちと久々に再会。家族の隠し事が次々と明らかになる中で、自身の生き方を見つめ直していく。
アカデミー賞主演女優賞ノミネートをはじめ、数々の賞を総ナメにしたストリープの演技力には恐れ入る。その身をがんに脅かされ、薬物中毒に苦しむという難役だが、圧倒的な迫力で存在感のあるキャラクターに仕立てあげた。母親としばしば対立するロバーツも、かつて映画「プリティ・ウーマン」で見せた愛くるしい女性とは一変。家族のトラブルの渦中で懸命にもがく姿を浮き彫りにする一方、それとなく示す優しさが物語の根底を支えている。米を代表する二大女優の魅力を存分に引き出したジョン・ウェルズ監督に拍手。18日、全国公開。2時間1分。(竹)
★★★★(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)
Source : http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140411/ent14041110300004-n1.htm