■「The Lost Glory-美しき幻影-」「パッショネイト宝 塚!」
元雪組トップで現理事の専科スター、轟悠(とどろきゆう)が、星組トップコンビ、柚希礼音(ゆずきれおん)、夢咲(ゆめさき)ねねとタッグを組んだミュージカル「The Lost Glory-美しき幻影-」(作・演出、植田景子)。轟が主人公、柚希は敵役を演じ、新鮮な舞台を作り上げている。
シェークスピア「オセロー」をモチーフに、第一次世界大戦後の好景気に沸く米ニューヨークを舞台にした男女の愛憎ドラマ。轟演じるオットーは仕事で成功しながら、部下イヴァーノ(柚希)の策略で妻(夢咲)の不貞を疑い苦しむ。
全編、世界的演出家で振付師のグスタヴォ・ザジャックが振り付けを担当。群舞に至るまで、舞台を隅々まで使った独創的なダンスは見どころ。ペットボトルを用いたビル群など、個性的なセットにも注目だ。
轟は切れ者ながら、嫉妬(しっと)に狂う主人公の感情の機微を見事に表現。柚希は複雑なキャラクターを存在感たっぷりに好演、明るいイメージとは正反対のダークな役で、演技の幅を広げた。
ショー「パッショネイト宝塚!」(作・演出、稲葉太地)は6年目の"熟年トップコンビ"が、情熱的なラテンの歌と踊りを披露。中盤、華やかなカルナバルの場面から、ブラジルの国技「カポエイラ」を用いた場面へ。柚希が、裸足でスピード感あふれる"回し蹴りダンス"を披露。本人が「確実に格闘技」と称するほど、男気あふれる熱い場面となった。兵庫・宝塚大劇場で18日まで。東京宝塚劇場は9月5日~10月5日。(橋本奈実)
Source : http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140803/ent14080313300007-n1.htm